日本製鐵(旧新日鐵)九州製鉄所・大分地区の製鉄所構内に常駐している私たちの部門では、主に設備の新設や増設工事、既設設備の改造や補修に伴う電気工事全般を請け負っています。
日本製鐵といえば、さまざまな製品に欠かせない鉄関連の部材や加工品を製造するグローバル企業です。これらの業務が円滑に遂行されるようパートナー企業である私たちは電気系統のプロとして長年にわたりサポートし、信頼関係を築いています。
仕事は大きく2つに分かれ、まず電気工事の現場作業に9人従事しています。その9人は天井に火災報知設備などの感知器を設置したり、防犯カメラを据え付けたりします。そのほか、電話をはじめとする通信系の電気工事なども行っています。こうした大型施設には産業用の高圧電力へと変圧する高圧盤と、一般に用いられる低圧電力へ変圧する低圧盤といった受変電設備が必要なため、これらの据え付けやケーブル配線なども手がけています。
もう一つの整備部門には3人が従事し、日本製鐵構内における電気機器の点検や清掃、不良品を発見して交換するなど、整備・メンテナンス全般を請け負っています。
取引先は大分県内のショッピングモールや百貨店、駅周辺の商業ビル、官公庁、大手メーカーのプラントなどがあり、これらの設備に伴う電気機器の新設や改造、増設などの電気工事全般を行っています。
多くの電力を必要とする大きな幹線ケーブルの配線や照明工事、また弱電設備や光通信に用いるケーブルを引き込む作業もあれば、そのケーブルを載せるケーブルラックの設置などもあります。つまり、電気系統に関わる作業工事全般を行います。扱う対象が「電気」ですから、適当な仕事をしたり、気を抜いたりはできません。電気工事士(第一種・第二種)をはじめとする国家資格を取得したプロフェッショナルたちが、誇りを持って働いています。
制御部では、シーケンス制御のソフトウェアを組み、CADを使った電盤の設計や製作などに取り組んでいます。
現場作業もあればデスクワークもあり、とにかくやることは幅広いです。